こんにちは。みくたです。
米国の債券ETFの鉄板銘柄のBNDとAGGですが、このところ価格が下落しています。
BNDとAGGの一年間の株価推移です。一年間で見ると、最安値といえます。
これは金利上昇にともない、債券価格が下落しているからなんですよね。基本的には、AGGとBNDはほぼ同じような動きをしています。
というわけで、歴史的にはAGGの方が古いので、AGGの全期間の株価推移を見てみます。
これだけ見ると、リーマン・ショックでめちゃくちゃ下がってるように見えますが、90ドルくらいなので、10%くらいの下げでしょうか。というほどに非常に安定した株価推移になっています。
リーマン・ショック前は100ドルほどの株価が、リーマン・ショックを経ての株価は105ドルから110ドルのボックス推移となっています。
これは、リーマン・ショック前後で金利が大きく異なることからこのような株価の推移になっていることが予測できます。
債券はその性質上、金利があがれば、価格が下落するため、リーマン・ショック前は金利が高かったんですよね。
リーマン・ショック後に金利を下げそして現在再び上昇の最中というわけですね。
このところの株価下落は、まさにそういうことですね。
では、分配金の推移も見ていきます。
多少ノイズが入っていますが、調整と思われる分配金なので気にしないでおきます。概ね、定石通りの流れとなっています。リーマン・ショック前は分配金が高く、その後は低く、最近は少しですが、徐々に分配金が増えてきているような状況です。
AGGやBNDの買い時
買い時って難しいですよね。なるべく安く買って高く売るというのが基本ですから。そういう意味では、金利がまだまだ上がるというのであれば、AGGやBNDのようなETFは下がります。しかし、分配金は上がるのが特徴です。
歴史的にみても、現状の金利は低いという見解が多いので、それに従うのであれば、まだ下がるかもしれません。
私はポートフォリオの2割近くをAGGとBNDを保有しています。まだ30代ですので、株式全フリでもいいのでは?という意見もあると思いますが、暴落が来た際の準キャッシュをイメージしています。また日々のポートフォリオもまったりするのでメンタル的にも楽です。
過去の推移を見ると、分配金利回りが3%の水準になれば、買い時と言ってもよいのではないでしょうか。もちろん、私はそれ以下の水準で買っています。毎月分配金を頂けますし、そこまでこだわって待つ銘柄でもないのかなぁというのが素直な意見です。
外貨建てMMFという選択肢も
直近では、1.5%の利回りを超えてきています。すごいですね。日本円もこれくらいあればなぁなんて思っちゃいます。みくたも、待機している米ドルはMMFにしています。
こちらは元本割れはあまりない低リスクな商品とみてよいので、元本割れを避けたいのであれば、AGG、BNDではなく、こちらでいいかもしれませんね。売買コストもありませんし。ただし、税金の関係上為替差益は発生します。