僕が米国株を売買する際に、利用しているのがマネックス証券とSBI証券になるのですが、最近SBI証券が売買手数料を下げてきてマネックス証券と並ぶ手数料となりました。そうはいえど最低5ドルの売買手数料となっており、国内株の売買手数料と比較すると割高であることは否めません。
そんな中、マネックス証券が米国ETFの手数料を無料にするというプログラムを発表しました。これは期間限定キャンペーンではなく、今後も続いていくものだと理解しています。
国内初!米国ETF手数料実質無料プログラム「ゼロETF」開始 | 最新情報 | マネックス証券
バンガードやブラックロックのETFは対象ではありません。そうなんです。すべてのETFが手数料無料ではなく、ウィズダムツリーのETFが対象であるのです。
国内でもカブドットコム証券の売買手数料無料のETFがありますよね。ただし、そちらは完全に無料なのですが、この「ゼロETF」は実質無料なのです。実質無料という響き、ソフトバンクのサービスぽさがありますよね笑
で、実際のところどうなんだろうというわけで、ほんとーに少しだけ買ってみました。
AGGY ウィズダムツリー 米国債券ファンド(利回り強化型)
購入した時期が3月ということもあり、米国債券価格が下落気味、米国株式が絶好調のときでしたので、買うなら債権かなぁぐらいの気持ちで債権ETFであるこのAGGYを買いました。債権ETFといえば、ブラックロックのAGG、バンガードのBNDなどが有名ですよね。AGGYはAGGやBNDに比べますと経費率はやや高い0.12%となっています。分配金利回りは2.58%です。
ドルの買付余力がほとんどなくたったの3株購入になりますが、明細はこんな感じです。
手数料は5.4ドルです。これはマネックス証券の最低手数料にあたります。購入時には手数料は通常通りかかります。のちほどキャッシュバックという形になるので、待っていました。
3月約定分が4月の末にキャッシュバックされるという結果になりました。細かいようですが、全額キャッシュバックののハズ?と思っていましたが、キャッシュバック額は5ドルだそうで、税金分はキャッシュバックされないようです。細かくてケチなのかもしれませんが、これを実質無料と謳うんですね。←クレーマーかよ
メリットとしては、ずばり手数料だと思います。購入時に5ドル、売却時に5ドルと仮定すると、10ドル分浮くわけです。また今回は3株148ドルの買付でしたが、このように小さい額でも手数料を気にせずに購入できるので、積立にも向いています。この二点は大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
デメリットは、AGGやBNDに比べると取引量が少ないことにより適正価格で買いづらい点や経費率もブラックロックやバンガードと比較すると劣ります。許容の範囲内であると思いますが。
私は購入した株の売却を考えていませんので、そうすると購入時の売買手数料コストよりもランニングの経費率の方が大きくなってくるように思います。ただAGGYに関しては、経費率もそれなりに許容の範囲ですし、選択肢としてはありなのではないかと考えます。